福岡コ研について
― わらべうた・保育・音楽 ―
福岡コダーイ芸術教育研究所(略して福岡コ研)では、約40年にわたり、わらべうた・保育・音楽の3分野の活動・研究をしています。そのいずれにおいても、子どもも大人も人格を尊重し、時には、分野を超えて協力し合い、学び合いながら活動しているのが福岡コ研の大きな特徴です。
【わらべうた】
*わらべうたの、音楽教育としてだけでなく、人格形成や社会性の発達などの教育的価値を再認識し、保育園・幼稚園で実践するための保育者対象の研究会やセミナーを開催していきます。
*大好きなお母さんと、わらべうたを遊ぶことで母子の絆を強めていくお手伝いを、子育て支援の場でしていきます。
*幼児や学童に仲間と遊ぶわらべうたの楽しい経験を提供します。また、その経験をもとにして音楽教育の入口へと導きます。(指導者を紹介することができます。)
【保育】
― 子どもが主体である保育を目指します ―
私たちは「一人ひとりの子どもを大切に」「子どもの最善の利益を守る」ことを実現させ、子どもの尊厳を守る保育を進めています。
そのために、まず保育者と子どもの信頼関係を築くことを大切にし、保育環境や日課を見直し、「遊び」の考え方などを研究し、提案し、子どもの可能性が最大限に発揮できるように
援助します。
これらの目標に本気で取り組みたいと思っている保育者や子どもを取り巻く大人たちと共に考え、支え合い、実践していきます。
【音楽】
― 音楽は全ての人のためのもの ―
*たくさん遊び、体でしっかりと覚えたわらべうたを、耳を澄ませて歌うことから、音楽が始まります。
*わらべうたの中には音楽的な要素がたくさん含まれています。 鼓動、ことばのリズム、メロディー、フレーズ等です。その音楽的な要素を取り出し、たくさんの遊びを通して、模倣し、習得しながら、より音楽的な体験を深めます。
*わらべうたを楽しみながら、音楽的な要素を意識するための「課業」としての取り組み方を提案していきます。